どすこい日本_製作余談


Guest Creator

人物? : リーフ

背景とショボーン : ちちるちる

Special Thanks

題字 : munako

土俵 : ヤマーーダ

富士山 : B.T.S

脱力ウサギ : なにわ恋しぐれ

作詞・作曲・動画製作 : 藤村哲弘

作者が書いたコミックソングの中でも特にお気に入りの『どすこい日本』。

ここでは楽曲製作に至る話や、製作途中の当時の考え等を余談として残しておきたいと思います。

DTM始めたての頃、巡音ルカが何でも歌ってくれることに対して面白みを感じ、弾き語り時代では絶対に書かなかったような1~2分のネタ曲を日々書いていた。

そんな中、寝ても覚めても グルグルぐるぐるgrgrg... と頭から離れない曲が出来てしまった。そいつがこの『どすこい日本』だった。

当初、私はこいつを初投稿作品にしようと決めていた。実のところ、実質的なDTM処女作はどすこい日本だったのである。

そして、当時絵を描くことができる唯一の知人だったmunakoさんという人物(動物)に動画製作の手伝いをお願いしたのだった。

絵コンテまで書いて詳細な依頼をし、提示された絵に対し事細かなコメントを加え、(妥協はせんぞ)という空気で事が進んでいた。そしてプロトタイプのキャラ絵が出来上がり、(そうそうこれですわよ!)と完成に向けて一歩進んだ矢先・・・

munakoさんという動物(哺乳類)が人間の病気に掛かり入院した。

私は思わずその日に買ったヤクルト(10本入り)を10本飲んだ。10本目は味が無かった。

そして動画製作を一度断念することにした。

それでもくよくよしているわけにはいかないので、もう一つのお気に入りだったイヤイヤ星人を仕上げ、こちらは構成が簡単だったこともありスムーズに進行し、動画として先に投稿することができた.。

(イヤイヤ星人の余談については前記事参照)

そんなこんなでmunakoさんという哺乳類(牛)の回復を一度は待つことにしたのだが、病み上がりに無理をさせるわけにはいかないので別の策を講じることに決めた。

イヤイヤ星人で動画製作の初歩を覚えたので、動画としてステップアップした作品にしたいと考えた。ぬるぬる動くアニメーションは無理だが、紙芝居的なアニメであれば素人でもできるんじゃないかと思い、前もって書いていた絵コンテは捨てて一から構成を練り直した。

やはりここでも絵をどうするかが肝となった。

しかし、デフォルメされた頭身で可愛らしいルカ太郎の絵が欲しいと願っていた私には、どすこい日本の製作を一度断念している間にイヤイヤ星人の製作を挟むことにより、リーフさんという強力なイラストレーターに依頼するつてが出来ていた。当然ながら今回もキャラ絵をお願いする運びとなった。

今回はキャラ絵の他にも背景や様々な転換とアクセントを必要とする構成を浮かべていた。田舎の風景が欲しい。富士山が欲しい。土俵が欲しい。動物が仕事をしている絵が欲しい。それぞれpixivで検索して色んな人にお願いし、この絵を使わせてください!この絵の土俵だけ使わせてください!等、ネット上ではじめましての人々にいきなりお願いメッセージを送りまくっていた。富士山だけ使いたい、土俵だけ使いたいといった、あまりにもピンポイントなお願いに困惑しつつも、ヤマーーダさん、B.T.Sさん、なにわ恋しぐれさんは使用を許諾してくださった。

背景については既存絵ではサイズが合わなかったため、ちちるちるさんに既存の絵の風景を横長サイズで描いてほしいという依頼をした。ちちるちるさんは、pixivの投稿者の中では珍しくアナログ派であり、とても繊細で緻密な色塗りを施す。アナログなので描き直しは利かないが、スキャナーでデータ化された絵にもアナログ特有の温かみが残されていた。その淡い色彩と単品絵の面白さにも惹かれ、背景絵以外にも何枚か既存絵を使わせていただくこととなり、それが良いアクセントとなった。

こうして素敵な絵達を集まった!

だがここで終わりではなかった。この絵達を使って自分で紙芝居的なアニメを仕上げなくてはならない。もちろん画像編集ソフトなど使ったことはない。困った。

そこで病み上がりのmunakoさんという牛(ホルスタイン)に相談したところ、描くならSAI、編集ならPhotoshopだと勧められ、廉価版のPhotoshopを購入して使い方を少し教わった。やりたいことを1つずつ覚えていき、描いていただいたり使用許諾をいただいた絵を編集・合成し、200枚ほどの画像データを作った。これをイヤイヤ星人同様に曲の進みに合わせて動かしていくと・・・頭に思い描いていた紙芝居的アニメが出来たのだ!ど素人ながらよくやった!!

・・・あれ?何か足りねぇ。紙芝居なら題字必須じゃないか。何をやってるんだ私は。でもアナログのイラストの上に形式ばったフォントだと浮いてしまう。手書き風の題字じゃなきゃイヤイヤだ。

というわけで題字をmunakoさんというホルスタイン(ホルスタイン)にお願いした。一度倒れはしたものの、終盤には十分な助力をいただく形となった。

複数の方々の協力も有って、ようやく出来上がった動画を観た時には達成感を覚えた。

本当に、色々やってみるもんである。

ところでこの『どすこい日本』、とある時期にドワンゴME(当時)の平沼さんから、カラオケ配信や着うた配信の展開はいかがでしょうかという大変有り難いお声が有り、是非にと回答していたのだが、タイミング悪く、千田川親方らのチャリティープロジェクト「どすこい日本プロジェクト」発足のニュースが丁度流れ始めた。途端にその話が無かったかのように接されるようになってしまった。流石に角界と揉める要素を作るわけにはいかなかったのだろう。

しかし、ネットに疎いであろう親方々と言えど、関係者の一人くらい発足するプロジェクト名が他で先に使われていないかくらい調べてから行動に移してもらいたかったものである。

念の為に言っておくと、私が『どすこい日本』を書いたのは2010年6月で、ニコニコ動画に投稿したのは2010年9月であり、「どすこい日本プロジェクト」が始まったのはその1年後である。

拝啓 平沼様

時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

ところであの話はどうなりましたでしょうか?

もう4年以上ず~~~~~っと待ってるんですけど~~~~~~~~~~( ^ω^)

#製作余談

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